一定の年齢を超えると肩こりに悩まされるという人は多いと思いますが、肩こり以外にも首に痛みが出たり、手足がしびれたりするという場合はただの肩こりではない可能性があります。
肩こりでなければ何かというと、頚椎ヘルニアです。ヘルニアという病気は知っている人も多いと思います。
スポーツ選手などがよくなる病気というイメージが強く、部位も腰の痛みというイメージがあるのではないでしょうか。
しかし、この病は何もスポーツ選手がなるものではなく、誰でもなる可能性があるものなのです。
その中でも特に発症確率が高いのが頚椎ヘルニアというわけです。では頚椎ヘルニアというのはどのような病気なのかを詳しくご説明していきます。
頚椎ヘルニアというのは頚椎で起こる椎間板ヘルニアです。椎間板とは、人の身体を支えている脊柱という骨を支えている軟骨です。
さらにこの軟骨部の中には、クッションの役割を果たしている髄核と呼ばれる部分があります。その髄核が飛び出してしまうのが椎間板ヘルニアです。
髄核の近くには神経が多く通っているので、これが飛び出してしまうと神経を圧迫し始めます。それにより痛みやしびれなどの症状が出てくるというわけです。
特に頚椎ヘルニアの場合は痛みがひどくなることが多く、場合によっては眠れないほどの痛みが出る場合があります。なので、しっかりと病院へ行き治してもらう必要があるのです。
ではこの頚椎ヘルニアにはどのような治療方法があるのでしょうか。頚椎ヘルニアの治療方法は様々ありますが、なかでも近年注目されているのが神経ブロックと呼ばれている方法です。
この神経ブロックは神経に直接麻酔注射を打つ方法で、痛みを抑える対症療法としての役割が大きいですが、血行改善を促して根本治療にも一定の効果があります。
しかし神経ブロックだけで根本から頚椎ヘルニアを改善するのは難しいので、神経ブロックのほかにリハビリなどを併用して頚椎ヘルニアを治していく形になります。
頚椎ヘルニアの痛みが強すぎるとリハビリもままなりませんし、特に慢性期でも痛みが辛いという人はまずは神経ブロックで痛みを和らげ、身体を動かせる状態の時に、無理をしない運動をするようにするといいです。
とはいえ医師はリハビリのプロではないのでどういった運動をすれば頚椎ヘルニアにいいかについては詳しくないことも多々あります。
どのような運動をすればいいか分からない場合には、徳永式治療法など頚椎ヘルニア治療のプロの方が提唱しているストレッチを行うようにすると良いです。